イベルメクチンとその副作用について
イベルメクチンをコロナウィルス感染症への治療薬として承認した公式の研究はまだありませんが、その効果の有効性を検証する目的で現在、多くの研究が行われています。イベルメクチンがCOVID-19の治療薬となる可能性があるとの見方も報道され、2021年に入り特に注目度が高まっています。
イベルメクチンって何？
2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学特別栄誉教授 大村氏らが発見したエバーメクチンをもとに開発されたお薬です。新型コロナウイルスに罹患した軽症から中等症の一部の方を対象に有効性の研究が世界中で行われています。
イベルメクチンのジェネリックや購入先は？
米国やインド、中国をはじめとする多くの国ではジェネリック代替品が存在しています。 日本では一般名イベルメクチン錠として医師の処方箋が発行されています。処方箋以外では、医薬品ですので、アマゾンや楽天をはじめ通販で購入することはできません。個人輸入だと、こちらのオンラインの通販があるようです。
イベルメクチンの既知の副作用-重度
これまでの研究結果として、頭痛、めまい、筋肉痛、吐き気、下痢などの様々な副作用を引き起こす可能性があるようです。相互作用を及ぼす可能性のある病気の治療を受けている方は、医師への相談なく投与してはいけません。
イベルメクチンの既知の副作用-軽度
研究過程で、下痢、めまい、腹鳴、悪心、 痒感などを僅かに認められましたが、いずれも軽度で、臨床上問題となるようなものはなかったようです。
まとめ
イベルメクチンをコロナウィルス感染症への治療薬として承認した公式の研究はまだありませんが、現在、多くの研究が行われています。自己投与しコロナウィルス感染症を治癒させる目的での使用は推奨されていません。ただし世界保健機関（WHO）は、イベルメクチンは臨床試験の中でのみコロナウィルス感染症の治療に使用されるべきであるとの勧告を出しています。これから元の生活に戻るためにもいち早くポジティブな結果が１日でも早く発表されることを祈るばかりですね。